プロジェクト評価
1box for 2trees & 20ha project あずま です。
インドネシア スマトラ島リアウ州で、アスクルが現地NGOと地域コミュニティと共同で取り組んでいる、森林修復再生のプロジェクト "20ha project" は現在、ある会社にプロジェクト評価を依頼しており、その作業が続いています。
なぜ、プロジェクトの期間内に評価を行うのかというと、プロジェクトの設計や実行、そして利益がそれを共有できる人(または環境)の本当のニーズを満たしているのかを今把握することが必要だと判断したからです。
2011年12月から、プロジェクトをスタートさせていますが、これまでも様々なトラブルが発生しました。
計画通りに植えられていない、用地の選定基準に疑問が残る、植えられた苗の生育が芳しくない、地域コミュニティの理解がどの程度浸透しているのか、利益の分配に問題は本当にないのだろうか・・・数え切れないくらいの疑問と不安に現在も囲まれている(支配されている)状況です。
プロジェクトの設計には、事前にどれだけの調査ができるか、そして現地の理解と協力がどれだけ得られるかが大切だということを学びました。
先日のベトナムでの経験や、パルプ材の産業植林地での地域住民との利害関係など、企業による開発とそれを取り巻く人間の生活、自然環境との関係はとても複雑です。
そしてすべての活動は、人間の権利と生活に関係しています。
このプロジェクト評価の最終レポートは、来年提出される予定ですが、そこにはたくさんの課題が上げられるはずです。
その課題と解決の方向性が、次の活動のヒントになるはずであり、すでにそのいくつかが見えてきました。
今年一年で、年初に期待した成果が出たとはとても言えませんが、まったく予想していなかった出会いや、新たな仲間を増やすことができました。
2012年度の現地渡航回数は、ちょうど10回となりましたが、2013年は何回になるでしょうか・・・。
プロジェクトをサポートしてくれたインドネシア現地パートナー企業のみなさん、ニッポンのパートナー企業のみなさん、当社の仲間に感謝いたします。今年一年ほんとうにお世話になりました
ブログを読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。
そして、飽きずに私の話しを聞いてくれた友人に感謝します。
我々プロジェクトチームは本日で仕事納め、2013年は4日より始動です。
皆様、よいお年をお迎えください。
Terima kasih banyak.
~ アスクル株式会社 1box for 2trees プロジェクトチーム ~
コメント