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2014年12月29日 (月)

4年が過ぎた2014年を振り返る

1box for 2trees & 20ha projectあずまです。

アスクルオリジナルのコピー用紙でいちばん売れている商品は、植林木を原材料とし、インドネシアで製造されたものです。

インドネシアの林産物にはかねてから、違法伐採や自然林の開発、地域住民との土地の所有や利用を巡る衝突という問題が存在しました。熱帯雨林や自然資源がら豊富な地域ということもあり、世界中からの視線が集まる地域でした。

アスクルも、行政機関や環境NGOなどからの助言を受け、2004年からコピー用紙の調達方針の制定やトレーサビリティ調査の運用を開始し、現地とのコミュニケーションを現在も続けています。

企業間の取り決めや、書類の確認だけではまだ足りない!現在だけでなく、将来の材料まで見るべきだ!との経営トップの強い思いから、1box for 2treesが2010年から始まりました。

原材料を作る森林を見ていくだけでは足りない。インドネシアから長年購入を続ける企業としては、貴重な守るべき森林を保護していくことにも積極的に関わっていくべきだという担当者の強い思いから、20ha projectが2011年に始まりました。
1box for 2tressは生産のための森づくり、20ha projectは守っていくための森づくりです。

2010年にインドネシアスマトラ島ジャンビ州で現地植林会社の協力の下、1box for 2treesプロジェクトで植えたユーカリの木を来年には伐採し、パルプ工場に運びます。

そのユーカリの森は畑のようなものです。畑に植えた木を採るのですから、収穫です。
来年の夏には収穫の様子を皆様に紹介したいと思います。
収穫と同時にまた植樹が始まります。

今年は年初から、外部とのコミュニケーションにおいて、混乱が発生し、一時はどうなることかと思いましたが、良い経験ができました。
夏に発刊したアスクルカタログでは、インドネシアのユーカリ植林地が表紙を飾りました。
また、私たちのビジネスパートナーであるインドネシアの製紙会社が国連気候変動サミット2014において、森林に関するニューヨーク宣言に署名したというニュースを聞くこともできました。
2010年から、インドネシアの現場やジャカルタのオフィスで、いつも厳しくて、いろいろな試練や教えをくれたフィリピン人の林業家は今年、現役を去られました。
来年は、また新しいチャレンジをしたいと思います。

 今年も現地で、 "1box for 2trees" と "20ha project" をサポートしてくれたインドネシアのみなさん、そして日本におけるビジネスパートナーのみなさん、そしてアドバイスをいただいた環境NGOや企業のみなさんに感謝します。 

そして、今年も出張で不在であっても、オフィスで部門の業務をミスなくまわしていただいた仲間に感謝します。

奇跡的に今年中にリニューアルが間に合コピー用紙のウエブサイト、これは優秀な外部クリエイターとディレクターのみなさまのお陰です。ありがとうございました。

昨年からプロジェクトに参加してくれている当社の社員には無理な出張をお願いしました。いつも快く引き受けてくれてありがとうございます。

 そして、いちばん御礼を申し上げたいのは、応援の声をいただいたお客様です。本当にありがとうございました。
アスクルをご利用いだだき、インドネシア製のコピー用紙を購入いただいているお客様がいらっしゃることが励みであり、私たちの責任です。

ブログを読んでいただきましたみなさん、ありがとうございました。

 そして、いつも話を聞いてくれる友人に感謝します。いつもありがとう。

 私たちアスクルは本日で仕事納め、2015年は1/5(月)より始動です。
皆様、よいお年をお迎えください。
Terima kasih banyak.

 ~ アスクル株式会社 1box for 2trees & 20ha project 東 俊一郎 ~

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