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2012年8月 8日 (水)

グリーンウォッシュ(GREENWASHING)

1box for 2trees & 20ha project あずまです。

企業の環境活動や環境広告を表現するときに “GREENWASH(グリーンウォッシュ)” という言葉が使われることがありますが、ご存知でしょうか。

インターネットで検索すると下記のような情報が入手できます。

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グリーンウォッシング
グリーンウォッシング(greenwashing)は、環境配慮をしているように装いごまかすこと、上辺だけの欺瞞(ぎまん)的な環境訴求を表す。 安価な”漆喰・上辺を取り繕う"という意味の英語「ホワイトウォッシング」とグリーン(環境に配慮した)とを合わせた造語である。

特に環境NGOが企業の環境対応を批判する際に使用することが多く、上辺だけで環境に取り組んでいる企業などをグリーンウォッシュ企業などと呼ぶ場合もある。

概要  CSR報告書に関係の無い緑の写真を使うなど、エコなイメージを流布する行為を揶揄した言葉。

グリーンウォッシュは1980年代半ばから、欧米の環境活動家を中心に使われ始めた。 環境に優しい、地球に優しい、グリーンなどという表記がある商品を、環境意識が高い消費者が選択することを狙い、消費者に誤解を与えるような訴求を行っている商品に対し、グリーンウォッシュ商品と名づけられる。 80年代後半から90年代にかけては、森林や海洋の写真を使った広告キャンペーンにより安易にグリーンな印象付けを行おうとしていたが、現在のグリーンウォッシュはさらに洗練されている。 イメージ先行のものから、実績アピール型に移行しており、CSR報告書なども、グリーンウォッシュのツールの一つに用いられている場合もある。

偽る方法として
 1.意図的な情報の隠蔽(危険物質を含む「省エネ」家電)
 2.無関係(CFCの使用禁止が遥か以前に決定しているにも関わらず、CFC未使用を謳う)
 3.あいまいさ(100%天然を打ち出しているが、自然に存在する砒素などの定量的な評価がない)
 4.証拠がない
 5.空言
 6.より悪いものとの比較
などの6つのパターンがあるとされる[1]。

また、企業がCSR報告書はエコ商品を発表する際は、グリーンウォッシュなものにならないよう事業者自身が配慮する必要があるとの専門家の指摘がある(外部リンク参照)。

「グリーンウォッシュ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2012年8月8日13時50分(日本時間)現在での最新版を取得。

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アスクルは、外部からの指摘がきっかけで、2004年からインドネシア生産のコピー用紙について環境面で下記の取り組みをしてきました。

 2004年  原材料のトレーサビリティ調査の開始、紙製品の調達方針の制定
 2006年 紙製品の調達方針の改定および改定
 2010年  インドネシアでの産業植林の確認を現地サプライヤと開始(1box for 2trees プロジェクト)
 2011年  インドネシアでの環境植林を現地NGOと開始(20ha プロジェクト)

これらの取り組みは現地製紙メーカー、関係する機関、お客様、環境NGOなどのご意見も聞きながら進めてきました。現在の状況が、及第点には届いておらず、まだたくさんの課題が残っています。
解決に向けた活動として、私たちは“1box for 2trees project”を通じて、生産活動における課題の理解と解決に向けた事業者としての活動を行っています。
また、“20ha project”を通じて、インドネシアの土地利用と人々の生活をめぐる課題について理解し、解決に向けた挑戦をしています(失敗続きですが・・・)。
これらは、長年インドネシアで生産された商品をニッポンで販売してきた私たちが追うべき責任だと考えています。
これが私たちの考える「経済活動を通じて、課題を解決する」という理念に基づく、行動です。

カタログやウエブサイトでのこれらの取り組みの表現について、「見たひとがミスリードする可能性がある」という外部からの指摘もありました。その意見を踏まえ、これからは計画と進捗、そしてよいことだけでなく課題と、解決の見込みなども公開していくつもりです。

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今回、インドネシア生産のコピー用紙を取り巻く自然や環境、人々と産業を題材にした絵本を作りました。
「南の島のきになるはなし」という題で、アスクルのお客様に配布をする予定です。公開日は、もう少し先ですがスマートホンやウエブサイトでもご覧いただけます。
絵本という体裁、動物を使ったことにはいくつかの意見があり、「典型的なグリーンウオッシュであると指摘されるのでは?」という声も内部からありました。

私たちは、インドネシア現地のよい取り組みだけでなく、悪い話しにも耳を傾け、購買企業として将来のためにどんなお手伝いができるのかを探しています。

是非、一度 GREENWASH または グリーンウォッシュ でネット検索してみてください。
上記で紹介している以外にも、「グリーンウォッシュの見抜き方」や「例」なども紹介されています。

私たちは、インドネシアでのラマダンが明けて、夏休みが終わったらまた現地へ向かいます。

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Shunichiro AZUMA

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