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2012年9月21日 (金)

Life in Jungle / Sep/2012 : Resthouse in the field

こんにちは、20ha project あずま です。

アスクルが現地パートナーと取り組んでいる森林修復再生のプロジェクト "20ha project" のサイトがあるギアム・シアック・ケチルーブキット・バツ保護区は、3つのレイヤーに分かれています。

 1. 保護区(中心部/1層め) : 国立公園を含む178,000ヘクタール

 2. 緩衝地帯(中心部の外側/2層め) : パルプ材供給会社のプランテーションを含む222,000ヘクタール

 3. 移行地帯(緩衝地帯の外側/3層め) : 地域集落やその他食林地を含む304,000ヘクタール

"20ha project" のサイトは、上記の1 保護区 の中にあります。

以前の記事でも触れましたが、保護区の中であっても先住民や移民という位置づけで既に村落があり、その土地の恵みで彼らは生計を立てています。

同じような理由で、レイヤー2のパルプ材供給会社の地域においても先住民あるいは、移民としてヒトが住んでいるケースがインドネシアではよくあることです。それらは簡単に解決できることではありません。

豊かな自然や土地が生活の糧であり、利益を生むことからそれらの権利を巡って、様々な衝突が発生します。

産業との衝突、保護活動との衝突が起きるのです。それらを、外国人が簡単に理解して解決なんかできるはずもなく、もちろん簡単に問題視したり、非難することなどできません。正確な情報を得て、理解することも難しいでしょう。正確な情報であるという認定すら難しいと思われます。そして、人間の生活は何よりも優先されると私は考えています。

少なくとも、私たちは長年、この国から紙を調達してお客様へ販売している責任から、これらの課題についても無関係ではないと考え、2010年からスタートした、"1box for 2trees"、そして "20ha project" を通じて、様々な体験や対話が生まれています。

Local_peopless_resthouse

川をボートで移動していると、地域住民の休憩小屋がいくつもあります。

彼らは、そこで景色を眺めながら、タバコをふかしています。

軽く書いていくつもりが、ついつい特定の読み手を意識して書いてしまう悪いクセがあるので、またクドイ文章になりました。

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Shunichiro AZUMA

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