保護区を取り巻く事情
こんにちは。1 box for 2 trees プロジェクトリーダーのあずまです。
5/9 (月)に、以前宣言した「美しい森の修復・再生キャンペーン」の予定地に行ってきました。
予定地は、首都ジャカルタからインドネシア国内線で移動し、さらに車で4時間ほど走ったところにありました。
この写真でご覧いただけるように、広大な土地の一部が明らかに荒れ果てています。
この土地は我々の仕入先の現地製紙メーカーの協力先である、木材供給会社が操業するエリアに隣接しており、保護区に指定され、管理主体はインドネシア林業省となっています。
しかしながら、地元のコミュニティや移民の方々が農業を目的に森林を焼き、パームヤシなどを植えてしまう事態が発生しているようです。(保護区にあたるエリアのため、本来はここで農業などを行うこと自体問題があります。)
インドネシア林業省も地元コミュニティに対して、さまざまな教育を行っているようですが、移民による脅威もあるそうで、人手も資金も不足しているとの話も聞けました。
現地において、さまざまな事情やその理由を目の当たりにして、自分自身が計画していた活動には更に十分な準備期間が必要だと感じました。私たちの「森林の修復・再生プログラム」はいつはじめられるのか…また、果たして成功するのか…まだわかりません。
しかしながら、これから更に調査を続け、この国から商品調達をしている私たちがどのような活動ができ、それにどんな効果が期待できるのか、あきらめずに考えて活動を続けたいと思っています。
思ったより、道は険しい!!