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2011年6月 9日 (木)

地元住民が働くナーサリー(種苗場)

こんにちは、1 box for 2 treesプロジェクトの藤原です。

昨年訪問したスマトラ島の南スマトラ州とジャンビ州につづき、今回はリアウ州のナーサリーを訪問してきました。

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ナーサリーというのは、植林用の木の苗をおよそ3ヶ月間ほど育てる施設のことですが、その規模や中身は訪れた場所それぞれに特徴があり、異なった雰囲気を感じます。

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ナーサリーで育てられるチップ用の植林木の苗は、主にアカシアとユーカリの2種類です。

ともに植林木とはいっても、アカシアは種から、ユーカリは挿し木で、とその増やし方は大きく異なります。

今回訪問したのはアカシアの苗を種から3ヶ月間育てるナーサリーで、今まで訪問した中では最も規模が小さい施設でした。

規模が小さいとはいえ、このナーサリーでは毎月約100万本のアカシアの苗を植林地へ出荷しているそうです。

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ここでは、近隣の村の人たち約200人が働いています。

男性は外に力仕事に出て、苗床の世話をしている人はほとんどが女性でした。

我々が訪れたとき、多くの人が種を植えたり水遣りをしている横で、子供たちが集まって遊んでいて、しばらくすると興味津々でこっちへ寄って来ました。

少し大きい子は、赤ちゃんをだっこしたりおぶったりして、みんなとてもかわいらしい子供たちでした。

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父親は力仕事にでて、母親が野良仕事をし、その横で子供は母親代わりに小さい子の面倒を見る。

おそらく賃金もさほど高くはなく、金銭的にはとても裕福とはいえない生活かもしれませんが、日々時間に追われて仕事をしている我々と、どちらが幸せなのかな、とふと考えてしまいました。