森林修復再生、次に向けて
20ha project あずまです。
アスクルは2011年12月から、インドネシアスマトラ島にある保護区の森林修復再生に地域コミュニティなどと共に取り組んでいます。
森林再生は簡単なことではなく、破壊に至った原因や地域の経済メカニズム、利権やガバナンスをしっかり理解する必要があります。
理解が進むと、取り組むことの難しさからやる気は失せ、「信頼できる運営団体への寄付で」というのがまともなビジネス判断でしょう。
2010年から企画を始め、翌年から運営を始めたアスクルは壁に当たってばかりですが、その分経験や出会うひとも増えました。
先月のインドネシア出張でも、この森林修復再生プロジェクトの今後の進め方について、現地カウンターパートである植林会社の担当者に詰め寄られました。
「拡大はいつだ? そして魚のプロジェクトはどうするのだ? 早く決めろ!」
アスクルが森林修復に取り組む地域では、ずいぶん前から研究者のみなさんが入り込み、様々な活動をされています。
京都大学もそのひとつであり、昨年にインドネシアの泥炭地をテーマにした書籍が発刊されています。
この本を見つけたアスクルのパートナーであるインドネシアの製紙会社の日本法人の担当者が私に届けてくれました。
大学のテキストのような難しい内容ですが、自分が見たことや体験したことが書かれていると思われますので、興味を持って読めると思います(かなり時間がかかると思いますが…)。
この本から次のアイデアを練りたいと思います。
ご興味のある方は、是非書店にて…。
「熱帯バイオマス社会の再生〜インドネシアの泥炭湿地から」京都大学学術出版
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Many issues many challenges
Shunichiro AZUMA
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